人気シンガーソングライターの星野源さんが2024年3月20日に、公式サイトにて自身の作品のアートワークに関わっていたデザイナー・石塚俊氏の起用を取りやめる事を発表されました。
その主な理由としては「石塚俊氏の過去における性加害疑惑」が浮上したため、というものでした。
コンプライアンスがとても厳しいこの時代において、「性加害疑惑」が仮に過去のことであっても世間は決して許さない…といった風潮が強いからなのでしょうかね。
今回は、デザイナー・石塚俊氏は性加害で何をしたのか?についてや、これからの逮捕の可能性と今後どうなるか?についても深堀りしていきます!
石塚俊氏とは
引用元:表参道ヒルズ
石塚俊氏は1983年埼玉県生まれ。
2007年早稲田大学第一文学部卒業後、【現代美術・舞台芸術・音楽・ファッション】など幅広い分野で、宣伝美術をメインとして書籍の装丁(ジャケットデザイン)、ディスプレイデザイン等に取り組まれています。
そして2019からは自身のスタジオ『ピープル』にて運営されています。
~宣伝美術を行なった展覧会~
・「MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影」(東京都現代美術館、東京、2019)
・「TIPS」(京都芸術センター、2018)、
・「時間の形式、その制作と方法──田中功起作品とテキストから考える」青山目黒、東京、2017)
・「マルフォームド・オブジェクツ」(山本現代、東京、2017)
・「アントワープ・ポスター・フェスティバル」(Spéciale Belge、ベルギー、2019)
・「シンフォニー LDK」(京都芸術センター、2017)
・「オールナイト・ハップス」(HAPS、京都、2015) 等
また、音楽の分野においてはシンガーソングライターで俳優の星野源さんの楽曲におけるジャケットデザインを担当されています。
石塚俊氏による性加害疑惑において何をした?
引用元:X
2024年3月20日に報じられたニュース記事によると、星野源さんの所属事務所「株式会社アミューズ」と音楽レーベル「株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント」連名で次のように伝えられました
この度、所属するアーティスト星野源に関連する作品のアートワーク制作に参加していたデザイナー石塚俊氏において、過去の不適切な行動がトラブルになっていることがわかった。
事実確認をした結果、石塚氏自身が本件に対してSNS上に投稿した声明に相違のないことを確認したため、検討の結果今後すべてのプロジェクトへの石塚氏の起用を取り止めることを決定した。
そして、石塚氏自身が本件に対してSNS上に投稿した声明はこちらです
石塚俊氏自身も認めている「ソーシャルメディア上で頂いた妊娠・忠節に関するご指摘」における相手の女性は未成年の女性(16歳)であると拡散されていたようですね。
このことが具体的にいつの事なのか?そして相手の女性とは交際していたのか?性暴力等があったのか無かったのか?といった事については一切言及されていません。
お相手の女性に対しては大変気の毒な事でしたよね…
ただ、この出来事が仮にずっと過去の事であったとしても、一切の言い訳や言い逃れをすることなく事実を素直に認めて謝罪の意を表した石塚俊氏の対応は適切だったと感じました。
石塚俊氏はこれから逮捕の可能性は
引用元:警視庁
この件によって、石塚俊氏が逮捕されるといった可能性はあるのでしょうか?
あくまでも報じられたニュース等を元にした推測になりますが、相手が未成年である16歳の女性であることから、性行為時が2023年(令和5年)7月13日の前と後で法の解釈が変わります。
ー2023年(令和5年)7月13日の後ー
相手の同意なく行った行為であればそもそも論外(犯罪確定)ですが、同意の元であった場合でも、各都道府県の青少年健全育成条例違反の罪が成立する可能性が高いとされています。
ー2023年(令和5年)7月13日の前ー
児童福祉法違反にあたる可能性は高い⇒「未成年者を相手に淫行を行った場合は、児童福祉法違反として処罰される可能性がある」ということのようですね。
これらにより、石塚俊氏が逮捕される可能性もゼロではないようで、当時の状況や事情を考慮した上で罰金刑となるか、懲役(執行猶予の有or無)となるかの判断は分かれるようです。
ただし、「刑罰対象=逮捕」ではないので、必ずしも逮捕されるとは限りません。
石塚俊氏の今後はどうなるのか
石塚俊氏は、今回の件で少なくともイメージダウンは避けられないと思います。
特に、こういった事件において日本はとても厳しい風潮があり、世間の風当たりも厳しいでしょうから、今後デザイナーとして再びやっていくためには相当の時間と信頼回復への労力が必要になると思います。
ただ、その一方で「作品は裏切らない」という言葉もある通り、過去の出来事とアート作品は別個と捉える人もまたいるものですよね。
なので、石塚俊氏のファンのためにも是非また再起を誓って再出発して頂ければ、と思いますね。
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